新卒専門のキャリアコンサルタントが就職活動について情報を提供致します。

就職活動で「考えている人」と「考えていない人」の差は顕著にあらわれます。それは面接やＧＤで話す内容を聞いているとわかります。考えて話している人は自信があり、 話している内容に責任を持って話します。そのため、どんな質問が来ても答えられます。逆に考えて話していない人は話している内容に責任を持たず、 そのため、質問をされると答えられなくなります。 「考えること」はとても大切ですが、 すぐに意識して話せるようにはなりません。日頃から「考えて」話していなければ身につきません。

しかし、よほど好奇心旺盛な人以外は日常生活で考えることはあまりしません。ただ「思うこと」の方が多いでしょう。 もしも訓練するのなら毎日知らない人に話すのがよいでしょう。緊張感があり、頭を使いながら話すからです。就職活動で言えば「ＯＢ訪問」がお勧めです。就職活動生の中には自然と考えて話せている人もいます。たいていオーラも違い、人気企業から内定を頂いています。そのような人に共通するのが 「学生時代に何か頑張ってきたことがあること」。

例えば、「サークルを立ち上げた人」が挙げられます。サークルを立ち上げる際にはさまざまな困難があったはずです。立ち上げた人はその度に解決してきたに違いありません。解決するためには考える必要があります。つまり、自然と学生時代から考える訓練ができています。 エピソードが素晴らしいかどうかよりも、その人からにじみ出る雰囲気や発言に魅力があります。 日頃から、どんなことでも一生懸命取り組むことが内定の近道だと言ってよいでしょう。あなたは一生懸命していますか？

好きなことを仕事にできたら素晴らしいと考えたことはないでしょうか。 しかし、本当に自分が「好きなこと」をわかっている人は少ないかもしれません。好きなことを仕事にする前に「好きなこと」について考えなければなりません。そもそも「好きなこと」とはどういことなのかを考えてみましょう。「好きなこと」とは１日中やっていても飽きない、 もっといえば「１年中やっていても飽きないこと」だと思います。まずは飽きないかどうかで考えると好きかどうかが判断しやすくなります。

例えば、寝ることが好きだと言っている人がいるとします。飽きないかどうかで考えると、１日中寝ているわけにはいかず本当に好きなことではないことが言えます。会社員で定年まで働くとすると「４０年以上」働きます。好きなことを仕事にするためには 「４０年やっていても飽きないこと」を探さなければなりません。しかし、まだ働いていないので仕事についてはよくわからないことも多いので、 せめて今まで飽きずにやってきたことを考えます。つまり、今まで（２０年以上）やっていても飽きなかったことを自己分析して探します。もしも、見つけることができれば「あと４０年」続けるだけ。あなたが好きなことは何ですか？

「帰宅するまでが遠足です」 よく小学生の遠足で言われることですが、 これは就職活動にも当てはまります。 「帰宅するまでが就職活動です」 就職活動では誰が見ているかわかりませんので、 常に油断しないようにしましょう。 とても残念な例ですが、面接後に会社近くで 面接や会社の不満について話していた学生を 社員の方が見つけ、人事部に報告されて 不合格にされてしまったこともあります。 面接が終了したら、すぐにその場から 立ち去ることをお勧めします。

もしも、なかなか緊張感が 維持することができなければ、 テレビの密着取材をされていると思って、 就職活動にのぞんでもよいかもしれません。 あなたのすべての行動が テレビカメラにおさめられていると考えてみてください。 そうすれば、身だしなみもしっかりとして、 自分の言動にも気をつけることでしょう。 そのぐらいの緊張感が就職活動には必要です。 あなたは緊張感を維持していますか？

よくお金持ち人がしている習慣で 「トイレの蓋がしまっている」と言われます。 そして、そのようなことを知り、 真似をしていた人がいたのですが、 いくら蓋を閉めてもお金持ちになれませんでした。 あなたはお金持ちになる人とその人の違いは 何だったのかわかるでしょうか？ それはただ実行していたのか、 自分で考えて実行していたのかの違いです。 実はお金持ちの人は蓋を閉める前に ピカピカにトイレを掃除してから蓋を閉めていたそうです。 汚いまま蓋を閉めるのが嫌で掃除をしていました。 しかし、お金持ちになれない人は ただ何も考えずに蓋を閉めていました。 実際、トイレの蓋を閉める以外にも よくお金持ちの人がしている習慣で トイレを毎日掃除していることが挙げられます。

例えば、今は映画監督として有名ですが、 ビートたけしさんはトイレ掃除を ３０年以上ずっと続けていたそうです。 科学的には証明されていないかもしれませんが、 自我を捨てられる、心が前向きになるなど 色々な良い効果があると言われています。 ただ教えてもらったことを 真似するだけではうまくいきません。 自分でなぜそうするのかを考えて 実行することが大切です。 何か上手くいっている人の行動には 何らかの意図があるはずですので、 それをくみ取ることです。 就職活動中、ＯＢや先輩から 「こうしたらうまくいった」など言われても、 それをすぐに真似するのではなく、 「どうしてうまくいったのか」 を考えてから行動に移してみましょう。 あなたは考えて行動していますか？

よく自己啓発本の中で イメージすることの大切さを説くために このようなことが書かれています。

「自分のイメージできないものにはなれない」

なぜなら、イメージができなければ、 つまり、ゴールがわからなければ、 ゴールにたどり着くことはなく、 何をすればよいのかもわかりません。 先日、私を取材したライターの方から 興味深い話を聞いたのですが、 東海地方の学生は企業選びの基準として 「お金」を一番に考える人が多いようです。 そこまでお金を重要視しているのであれば、 お金についてちゃんとイメージできて いなければなりません。 「何となくお金が欲しい」では 一生手に入れることはできません。

例えば、あなたは年収５００万円、 年収１０００万円の生活が どういう生活か想像できるでしょうか？ それとも、年収１億円、年収１０億円の生活が どういう生活か想像できるでしょうか？ もしも、想像できなければ、 そのような生活はできません。 しかし、想像できないのは あなたが望んでいないかもしれません。 お金はいくらあってもいいですが、 あの世へは持っていけません。 あなたにとって必要なだけのお金があればいいので 想像できるレベルがあなたが本当に 求めているレベル（お金）かもしれません。

反対に年収２００万円の生活が どのような生活か想像できるでしょうか？ もしくは、年収１００万円の生活、 年収０円の生活がどのような生活か想像できるでしょうか？ もしかすると、だんだんイメージをするのが 嫌になってくるかもしれません。 それがあなたのお金に対する最低限のラインです。 仕事とお金は切っても切れない関係ですので、 一度はお金について真剣に考えてみましょう。 あなたはお金について考えていましたか？


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