新卒専門のキャリアコンサルタントが就職活動について情報を提供致します。

読書の仕方は人それぞれですが、 成功者の人に共通する本の読み方があります。 「繰り返し同じ本を読むこと」です。 あまりにも何度も読みすぎて、本がボロボロになってしまい、 「２代目」と名付けてもう１冊本を購入される方もいます。 よく成功者の方がお勧めする本として 「７つの習慣」 「ビジョナリー―カンパニー」 「カーネギーシリーズ」 「ナポレオンヒルシリーズ」 が挙げられますが、１冊ぐらいは読んでもよいかもしれません。成功者の方が繰り返し読むのは１回読んだところで忘れてしまうからです。 １回読んで覚えているのは「著者ぐらい」です。覚えるぐらいまで何回も読み込めば、 「著者」に近づけるかもしれません。

よく俳優の方がセリフを覚える際には何度も繰り返し読み、その役柄になりきりますが、それと同じです。 また、繰り返し読むと、 読んだ時の自分の状態で「新たな発見」があります。 例えば、一回読んで気にしなかったところが、 その後、気になることがあります。 それは１回読んだあとに問題にぶつかり、 無意識に自分がその情報を探しているからです。 もし、希望している会社があれば、 是非とも、その社員の方にお勧めの本を聞いてみましょう。その本を繰り返し読むことでその社員の人の価値観（社風）などが 体得できるかもしれません。あなたは本を繰り返し読んでいますか？

就職活動本を大きく分けると５種類に分けられます。高校生用、新卒の就職活動用、転職活動用、公務員用、 そして、採用担当者用の本です。採用担当者用の本にはどのようにしたら優秀な学生が採用できるのかなど書かれています。ある学生は相手（採用担当者）の立場になるために 採用担当者用の本を読み、このように話していました。

「『学生の言うことは信じるな』と書かれてあってショックでした。」

どのような本を読んだのかはわかりませんが、 少し大袈裟にとらえてしまったのかもしれません。しかし、かなり的を射ています。自分の発言は自分で簡単に変えられるからです。面接ではなおさらですが、学生は良いことしかいいません。 本当かどうかわかりませんので必ず確認する必要があります。その本の続きにはこのようなことが書かれているかもしれません。必ず「事実」を確認すること。「事実」は変えることができないからです。 「過去」はいくら頑張っても変えられません。 だからこそ、面接官は具体的にあなたの大学時代のエピソードを聞いてきます。

面接の失敗でよくあるのが、自分の器以上のことを言ってしまうことです。とても素晴らしいことを言っているのですが、エピソードについての質問を受け、答えられなくなってしまいます。面接でしっかりと答えられるようにしておくには自己分析をして、しっかりとエピソード、そして、自分について確認することが大切です。採用担当者向けの本は自分がどう見られているのかがわかるので、とても良い勉強になります。一度読んでおいてもよいでしょう。就職活動本のコーナーに必ずあります。あなたは採用担当者向けの本を読んだことがありますか？

たまにＯＢ訪問をしている学生で ただ社員の人と話しただけで 満足してしまっている人がいます。 もしも、あなたが同じようなことをしていたら、 ＯＢ訪問の目的は「企業の情報収集であること」を 忘れないようにしましょう。 ただ満足してしまっている人は ＯＢ訪問をする時の準備が足りない場合が多いです。 ＯＢ訪問は時間が限られていますので、 しっかりと事前に準備をすることが大切です。

＜ＯＢ訪問準備について＞

�@自分がＨＰや会社案内で調べること

時間が限られているので、 自分で調べてわかるようなことを 聞いたとしても時間の無駄です。

�A基礎的な情報を勉強すること

志望企業の業界に関することを 業界本、専門書などで勉強しておきます。 そうすれば深い質問をすることができ、 ＯＢの話も理解しやすくなります。

�B質問を準備すること

その場しのぎの質問をしないために、 あらかじめ聞きたいことをまとまておきます。

そのように準備してから ＯＢ訪問をするとより良い情報収集ができます。 また、ＯＢに質問をする際には 工夫するとよいかもしれません。 例えば、オープンクエッションで質問します。 ＹＥＳ、ＮＯで終わってしまうような質問を クローズドクエッションと言いますが、 オープンクエッションとは自分で答えを 探してこなければならないタイプの質問のことをいいます。

例）クローズドクエッション

「現在、営業の仕事をされていますね？」

例)オープンクエッション

「現在、どのような仕事をしていますか？」

また、他にも仮定の話をするのもよいです。例えば、 「１０年後はどうしていると思いますか？」 「もしも予算が１億円あったらどのような仕事に取り組みますか？」 のように質問します。 このような質問をすることで内容がわかりやすく、 本質を突いたことを聞けることがあります。 もしも、ＯＢから回答があったときに 自分がわからないことがあれば、正直に 「勉強不足で恐縮ですが、教えてください」 と言いましょう。知ったかぶりが一番キケンです。 あなたはどんな風にＯＢ訪問していますか？


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