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自分を変える方法の１つに 「人に聞くことが大事だ」とお話をしましたが、 他己分析で自分について聞くときはとても勇気がいります。人は一番頑張っていることに対してとても臆病だからです、ましてや「自分」についてならなおさらです。そのため、他己分析をちゃんと行わない人もいます。たとえ他己分析を行ったとしても、 聞いた人から欠点を言われ、自分が否定されてしまったと思い、喧嘩になることもあるようです。

人に聞くのにも技術が必要です。他己分析でも何でも通用しますが、一番良い方法は「悪い点、良い点がないか」 のように選択肢を与えて質問することです。 あらかじめ選択肢を用意しておけば、良い点と悪い点を話してくれます。 また、聞いている自分も心構えができます。仮に最初に悪い点を言われたとしても、 悪い点の後に良い点を言ってくれるのだと思えます。 漠然と「自分についてどう思うか」と聞いた場合、 相手は悪い点しか言わないかもしれません。相手は悪い点のあとに良い点を言おうと思っても、 「相手は悪いことしか言わない」と思い、 勘違いをして怒ってしまうかもしれません。良いことは１つもありません。 質問のしかたによって答えが異なりますので、 ＯＢでも友達でも質問をするときには気をつけましょう。 あなたはどんな質問をしていますか？

読書はとても勉強になり、最高の自分への投資ですが、 人生で読める本の数は限られています。例えば、１日１冊読書をする人でも、年に３６５冊しか読むことはできません。 もしも、２０歳の人が８０歳まで生きられないとしたら 「２１９００冊」。 読書家の人の中には繰り返し同じ本を読む人もいますので、 もっと読める冊数は少なくなります。 そもそも、このように繰り返し同じ本を読む人は 無駄な本を読むよりも本当にためになる本を読んだ方が自分に役立つと思って同じ本を読んでいます。その他にも時間を有効活用するため速読をマスターして、 １日に３、４冊も本を読む人もいます。

この２人に共通することは「捨てること」です。 無駄な本を読む時間、ゆっくり本を読む時間を捨てています。何か得ようとしたら「犠牲」はつきものです。何か捨てることによって得ることができるのです。 一杯一杯な状態では何も入りません。何かを捨てることによってゆとりが生まれます。そのゆとりの分、「新しいこと」が吸収できます。 そのため、常に「捨てること」を心がけましょう。例えば、読書家の中には１冊本を購入したら、 昔の本を１冊捨てると決めている人もいます。 あなたの中に今すぐ捨てられるものはないでしょうか。 例えば、飲み会、サークル、アルバイトの時間。 本当に今のあなたにとって必要な時間でしょうか？ もし、その時間を捨れば、他のことに費やす時間ができます。 ちゃんと就職活動の準備をしていた人にとっては、 勉強もアルバイトもサークルも両立できますが、 そうでない人にとっては難しいかもしれません。 今、あなたが忙しそうにしているのなら、 「必要のない時間」を捨てましょう。 あなたは捨てていますか？

自分がつらい時、あまりにも大きく感じ、 大袈裟にとらえて視野が狭くなることがあります。 例えば、風邪をひいて鼻が詰まったとき、 鼻の穴が閉じたかのように感じますが、 実際はちょっとだけ鼻の中が腫れているだけです。 つまり、問題を大きくしているのは 「自分」なのです。 自分だけが辛いと思っているだけで、 他の人から見れば辛くないかもしれません。

例えば、就職活動で選考に落ち込んでいる人を 生活が苦しく必死に働いている人が見たらどうでしょうか？ 「何を悩んでいるんだ」と思うでしょう。 辛い時こそ、視野を広げることが大切です。 しかし、なかなかそのように考えられない人もいるかもしれません。 そのような人は実際に見たり、聞いたりすることが大切です。 就職活動の勉強会に参加したりするものよいでしょう。 同じ悩み、目標をもった人たちが真剣に集う場には 個人の力を超えた「大きな力」が生まれることがあります。 もしも、そういう場や仲間がいなければ、 就職活動ブログを見るのもお勧めです。 もしかすると、あなたと同じ悩みを抱えた記事を 更新しているかもしれません。 それを見れば「自分だけではないのだ」と気づくでしょう。 あなたはつらいですか？


「あなたは周りの人からどのように言われていますか」 なかなか学生の方が用意してきた答えしか言わないので、 遠回しにその人について引き出そうとする面接の質問です。 質問された学生はまわりの人の 視点に立って自分について考えます。 結局は自分がどのように 思われたいのかを話すことになるのですが、 少しは客観的に自分を考えることができます。 このような質問以外にも 自分を客観的に見る方法はあります。 ＮＬＰでは「ディソシエ―ト」と言うのですが、 俯瞰して自分について考えます。 幽体離脱して自分をみるようなイメージです。 もっとイメージしやすいように具体的に説明をします。 あなたが公園のベンチに座っていると 突然、幽体離脱をしてしまいました。 そして、ベンチに座っている「あなた」が見えます。

１）さて、その人（ベンチにいるあなた）はどんな人に見えるでしょうか？
２）その人の第一印象はどうでしょうか？
３）話しかけるとしたらどのような言葉をかけますか？
４）友達になることはできるでしょうか？
５）友達になりたいなら（友達になりたくないなら）どうしてでしょうか？

５つの質問に答えてみください。 自分を客観的に考えることができるはずです。 ついつい自分には甘いものですが、 冷静に自分を判断することはとても大切です。 自分に甘い人はなかなか面接官に評価されません。 あなたは冷静に自分を見ていますか？


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