就職活動がうまくいかない人へ〜就職支援サイト

販売のアルバイトをした人なら納得するかもしれませんが、 商品を販売する時には２つの視点から見ることが必要です。 お客様が「なぜ商品を買うのか」という視点と、「なぜ買わないのか」という視点です。 本当に商品を販売したいのなら、 「商品を買う理由」を作ると同時に、 「商品を買わない理由」をなくさないといけません。お客様が商品を購入する心の状態というのは 「商品を買う理由」が「商品を買わない理由」に 勝った時と言ってもいいかもしれません。

例えば、あなたが商品を購入しようとした時に 「この商品の値段は高いけど、長期的に見ると割安だし、長持ちするから買おう」 のように思うことです。また、食品の販売をしていると顕著ですが、 商品自体がよくなければ、どんなに売り込んでも、 商品が売れ続けることはありません。 就職活動で言えば、お客様が「企業」で、商品が「あなた」に当たります。

もし、あなたが選考に落ちたとしたら、 企業にとって「あなたを通過させない理由」が 「あなたを通過させる理由」が勝っているのです。 選考ではたまたま受かることはあっても、たまたま落ちることはありません。 あなたは落ちるべくして落ちています。 特に「あなたを通過させない理由」が企業にそうさせてしまっています。 具体的にその理由とは何なのかを考えると、「あなたの欠点」と言っていいでしょう。

以前、最終面接に何度も落ちてしまう 学生を指導していたことがありますが、 その理由の1つに「欠点を見ないこと」が挙げられます。 その方は最終面接に落ちるたびに 「想いが伝えられなかった」など 前向きな理由しか考えていませんでした。 自分には欠点や落ち度はなく、 「縁で落ちてしまった」と考えていました。 決して、自分の欠点や落ち度ついては 考えようともしませんでした。

しかし、相手（企業）の立場からすれば縁でもなく、 落とす理由があったからこそ落としているのです。その原因をしっかりと自分で振り返らないと、 同じことを何度も繰り返すだけになります。 この学生に限らず、反省をしっかりと 行わない方が増えているように感じます。１年間同じことを注意され続ける方もいるくらいです。 もしも、あなたがなかなか内定をもらえなければ、 あなたの売りをアピールするのもよいですが、 あなたの欠点をなくす努力もしましょう。 あなたは欠点をなくしていますか？


＜就職活動に関する質問＞

【Ｑ】

資格を持っているのといないのでは、就職でどれほど差がつくものなのですか?? もうじき大学3年になり、今年から就活がはじまるので今から不安です。

【Ａ】

エントリーシートも面接も総合評価で決まるので、資格だけで「差」がつくわけではありません。希望する仕事に役立つ資格を一番時間がある学生のうちに取得しておくと今後にも役立つでしょう。