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当たり前のことを言っている〜間違いだらけの自己PR例
誰もがもっている強み(当たり前のこと)についてアピールする自己PR。
【自己PR例】
@自分の非を認められる素直さが、私の強みである。過ちと向き合い、「何をすべきか」を考え、行動に移す。私はゼミで、在日コリアンの親睦会を面接調査した。この報告書を書く際、問題が発生した。見逃していた情報量の少なさが露呈したのだ。その中には、会の人に聞かないと分からないこともあった。面接で深く聞けなかった自分の過ちである。しかし「曖昧に書くのは失礼だ」と思い、「申し訳ありません」と彼らに電話をして教えていただいた。結果、十分な情報によって、詳細な報告書(ゼミ最長の22ページ)を書き上げることができた。(250字)
@「自分の非を認められる」ことはとても大切なことなのですが、まず間違いを起こさないように努力することが大切なのではないでしょうか。そのため、間違いを多く起こすような印象を与えてしまう可能性もあり、キャッチフレーズ(自分の非を認められるという表現)は修正したほうがよいでしょう。また、過ちについての説明の文章量が多く、なおさら悪い印象を与えてしまいます。
【自己PR例】
@私は自ら考え、行動します。インターネット契約の為のイベントで、ビラを配り誘引するアルバイトをしています。最初誰にも受け取ってもらえなかた為、どのようにしたら受け取って貰えるのか研究しました。それは直前で渡すのではなく、3メートル程先にいるお客様の目を見て笑顔で声をかける。また、取りやすいように手元に渡すように心掛けると、殆どのビラを受け取ってもらえました。するとイベントブースに足を運んでいただけ、常に満席にすることができました。結果社員の方からもお褒めの言葉を頂きました。
@「自ら考え行動すること」は誰もがしています。自分の強みをもう一度確認して、キャッチフレーズはもう一度考え直しましょう。
【自己PR例】
@自分から行動できます。文芸部の部長として部員のお手本になるような行動をして、部に流れる人任せの空気を変えようとしました。例えば、発行する冊子に載せる原稿の校正という作業は、その面倒さ・地味さから敬遠されています。しかし校正無しには冊子のレベルも上がりません。そこで部員に呼びかけると共に、誰よりも先に全員分の原稿に必ず目を通してきました。「部長が進んでやることで、部員もきっとやってくれる」と続けた結果、段々と自分から作業をする部員が増え、今では全員が校正をするのが部の自然な姿になっています。(249字)
@「自分から行動できること」は当たり前のように思いますので、自分の強みをもう一度考え直しましょう。
【自己PR例】
@私は必ず時間を守ります。どんな技術よりも、最低限必要なことです。映画館の映写のアルバイトをしているのですが、映画上映のスタートは早すぎても遅すぎてもいけません。まず、時間を正確に把握するために仕事中に使用する腕時計には電波時計を購入しました。そして、他の仕事があっても、上映スタート3分前には必ず映写機のところへ行き、正確な時間でスタートします。結果、一度もスタートを5秒以上ずれたことがありません。このようにして、お客様に満足してもらえる最高の上映をします。(230字)
@「時間を守ること」はとても大切なことなのですが、社会人(人)として最低限守ること。自己PRの強みにするのはよくありません。当然なことをアピールされても相手には響きませんので、それ以上の強みをアピールしたほうがよいでしょう。