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死ぬときに後悔すること25〜1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた(大津秀一/1.93)〜ブック指数ランキング
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出会いを大切に
人との出会いは一期一会の精神、
どんな相手と会う場合でも、
これが最後になる可能性はある。
(
死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた)
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いつ別れるかわかりませんが、
いつか別れはやってきます。
それは今日かもしれないし、
明日かもしれません。
だからこそ、出会った時は
後悔が残らないくらい
出会いを大切にしましょう。
死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた大津 秀一
□ポストイット枚数:22枚
□ページ数:250ページ
□ブック指数:1.93
ブック指数とは1ページ当たりの価値を表し、感動して貼ったポストイットの枚数2乗÷ページ数で算出しております。1以上だと読む価値がある可能性が高いです。
■目次
第1章 健康・医療編―死ぬときに後悔すること1;
第2章 心理編―死ぬときに後悔すること2;
第3章 社会・生活編―死ぬときに後悔すること3;
第4章 人間編―死ぬときに後悔すること4;
第5章 宗教・哲学編―死ぬときに後悔すること5;
第6章 最終編―死ぬときに後悔すること6
■著者紹介
大津 秀一 (オオツ シュウイチ)
1976年生まれ。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本尊厳死協会リビングウイル(LW)受容協力医師、2006年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、平成20年5月より東京都世田谷区の松原アーバンクリニックに勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療の実践を行っている。現在多数の終末期患者の診療に携わる一方、著述・講演活動を通じて緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている
死ぬときに後悔すること25 オススメの言葉
自由と孤独はいつも隣り合わせ
生きていることが単純に幸せで、死ぬことが単純に不幸なら、人の生涯は最後に不幸が来てそれで確定となってしまう。
面白いことに死期が迫って宗教に帰依しようとする人々の中に、医者が少なくないのである。
案外、得るものが多かった人間は、失うものが多く、だから最後に何かにすがりたくなるのかもしれない。
余命が迫っているにもかかわらず、きちんと話ができる人はごく僅かである。
「そう、ありがとうと。先生、嬉しかったです。万博のときの話とか、昔の話とか、全部しました。満足しました。最後に秀二に、感謝までしてもらって。」
「ありがとう」それは後悔のない最期のために、必要な言葉だ。
残念ながら、死ぬ前に後悔が一つもない人はいないだろう。人は完璧な存在ではないがゆえに、結局どんなに一生懸命準備をしたとしても、後悔がない最後など迎えようがないのかもしれない。
死期が迫るとき、人は必ず自分が歩んで来た道を振り返る。その道ことが、己の財産そのものであり、その道が納得のいく道であれば、微笑みをもって見納め、その先に足を踏み出すことができるだろう。