●
折れない心ブック指数 byヤングキャリアコンサルタント
--------------------------------------------
●
恥をかこう
若いころの挫折は心を強くする。
恥をかいてこそ真剣に思うことがある
(
折れない心 (学研新書))
--------------------------------------------
自分にとって
ショックな出来事が起きなければ、
人は真剣に考えません。
恥を恐れずに挑戦し、
真剣に頑張ることで人は成長します。
あなたは恥をかいていますか?
折れない心 (学研新書)
□ポストイット枚数:20枚
□ページ数:225ページ
□ブック指数:1.77
ブック指数とは1ページ当たりの価値を表し、感動して貼ったポストイットの枚数2乗÷ページ数で算出しております。1以上だと読む価値がある可能性が高いです。
■目次
第1章 再起への道(怖がりな自分;試合の中で自分を知るしかない ほか);
第2章 アトランタとシドニー(五輪はあくまで憧れだった;居眠り集中法 ほか);
第3章 野村家のルーツ(柔道を好きであれ、仕事を好きであれ;心の支え、背負い投げの原点 ほか);
第4章 アテネでつかんだもの(敗戦を闘志に;アテネへ。苦しみを乗り越えて作った揺るぎなき自負 ほか);
第5章 野村スタイル(世界の中での現在地;自分で切り開くしかない道 ほか)
■著者紹介
野村 忠宏 (ノムラ タダヒロ)
柔道家。1974年、奈良県北葛城郡広陵町生まれ。祖父は柔道道場「豊徳館」館長、父は天理高校柔道部元監督という柔道一家に生まれ、3歳から柔道を始める。アトランタ(’96年)、シドニー(’00年)、アテネ(’04年)の3大会で、日本、アジアの全競技を通じて初となるオリンピック3連覇を達成。北京五輪での4連覇を狙う途中に右膝の前十字靱帯を断裂して代表から落選。2008年4月に、その右膝を手術して2012年でのロンドン五輪に向けて再起している
折れない心 オススメの言葉
可能性を感じる限り、今できることを精一杯やろう
弱い自分はどういうときにどんなタイミングで出てくるのかを経験を重ねて知っておくことだ。自分の弱さを知ることで克服のヒントが出てくる
常に弱い自分が表に出てこないような状況を作ることだ。自分をとことんプレッシャーで追い詰めて逃げられないように羽交い絞めにする
試合前日から会場で着替えるまでは縁起担ぎとして青いトランクスをはいている
僕は話しながら号泣した。初めて妻に見せる涙だった。妻も一緒に泣いていた。
本当に試合に近い実践を重ねて、体と感性に「投げられるかも」という恐怖を体感させる。怪我の恐怖ではなく、実践に必要な恐怖だ。それが練習の中でイメージできていくると余分な力を瞬間的に抜く「脱力」の極意がわかるようになる
練習時間や量では自分より上の選手がたくさんいる。しかし、練習の密度、勝負に対する厳しさだけでは誰にも負けないと自負している
決して実力が落ちたわけではなく、その五輪の瞬間だけが弱かったのだ
一本をとるための技術は磨くけれど一本を本当に狙いにいっては勝てない。
勝つためには自分はどういうスタイルで戦えばいいのか。それを突き詰めれば自分のスタイルが確立されてくる
試合直前にたった一人で会場のトイレに入って鏡の前で顔を洗う。鏡で、その目をじっと見つめて自分に問いかける。「ビビった気持ちのままで畳に上がるのか」
4年に1度のオリンピックに出場できるのは、ごくわずかな一握りの人間だけで、その大舞台でプレッシャーを感じられるのは幸せなこと。
勝負だから勝ち負けが出るのはしょうがないけれど、途中で勝負を投げることをしたら絶対に後悔する。
若いころの挫折は心を強くする。恥をかいてこそ真剣に思うことがある
今だけ勝ちたい選手でいいなら、そういう柔道をすればいい。もしおまえが努力を続けて、その努力が実ってチャンピオンになったときに本物の実力を持った息の長いチャンピオンでありたいんであれば小手先の柔道はやめろ
アトランタ五輪が体、続くシドニー五輪が技、そしてアテネ五輪が心。
本当の練習をしているからこそ「練習嫌い」と言えるのだ。練習というプロセスがなければ、世界で勝つための自信は生まれない。
悔しさや反省が出てこなければ、進歩は生まれない