ＷＥＢ内定塾〜１分で読める就職活動のハナシ

最近、あらゆるところで 「自己分析なんかしなくていい」 という話を聞きます。その理由として 「自分のことなんてわからない」 「自分の過去なんかで将来を決めるな」 などいろいろな理由が挙げられています。 このように自己分析を否定する人たちは 自己分析の捉え方が異なるように感じます。 本当に自分を知るために 自己分析をする人はほとんどいません。

少なくとも私が指導する学生は 就職活動で相手に伝える内容を 整理するために自己分析しています。 就職活動の自己分析は 主に２つの目的があります。

�@自分の過去を整理すること

自分のやってきたことを 正確に覚えていることはありません。 そのままの状態では 相手に伝えることはとても難しく、 自分の過去を整理する必要があります。

�A自信をつける

自信をつけるのには２つの条件があります。

�@自分にしかない経験があること
�Aそれ（経験）を認めること

自己分析をすることで自分の経験を確かめ、 それらを認めることで自信をつけます。 もしも、自分で認めるのが無理であれば、 他己分析をしてまわりの人に認めてもらいます。 就職活動において 自信を持つことは大切ですが、 何もしないで自信を持って 就職活動に臨むことは難しいものです。

自己分析が不要な人がいるとすれば、 それは自信を持って自分について 相手に伝えることができる人です。 それができるのは学生時代に 目的を持って行動してきた人だけで、 なかなかいないものです。 自分を深く知るための 自己分析は意味がありませんが、 自分の過去を整理し、 自信をつけるための自己分析は必要です。

一番大切なことは情報を鵜呑みにしないで 自分で考えることにあります。 「自己分析をしたほうがいい」 と言われたときに 「本当にする必要があるのだろうか？」 「どうして自己分析しなければならないのか？」 と考えることです。何事も「目的」を明確にしないで ただ人に言われてやるようではいけません。 あなたは自己分析していますか？